会社の数字を読むはじめの一歩
2026-08-11 時点の内容です
決算資料は分厚くて、どこから見ればよいか分かりにくいものです。全部を読む必要はありません。三つの入口だけ覚えておくと、たいていの会社は輪郭がつかめます。
一つめ。売上と利益が、どちらに向かっているか
一年だけの数字より、数年並べたときの向きのほうが多くを語ります。売上が伸びているのに利益が伸びていないなら、値引きや費用の増加が起きているかもしれません。
逆に、売上が横ばいでも利益が増えているなら、効率が良くなったか、費用を絞ったかのどちらかです。絞りすぎは将来の力を削ることもあるので、中身まで見たいところです。
二つめ。現金がほんとうに入っているか
利益は考え方によって形が変わりますが、現金の出入りは動かしにくいものです。利益が出ているのに現金が増えていない年が続くときは、理由を確かめたほうがよい合図です。
売掛金や在庫が膨らんでいないか。設備にどれだけ使っているか。ここを見ると、利益の質が見えてきます。
三つめ。借金の重さ
借金そのものは悪いものではありません。問題になるのは、稼ぐ力に対して重すぎるときです。稼ぎの何年分の借金か、という見方をすると、重さの感覚がつかめます。
景気が悪くなった年でも返せそうかどうか。そこまで想像できると、安心して持てる会社かどうかが分かります。
分からないところは、分からないままでよい
すべてを理解してからでないと投資してはいけない、ということはありません。ただ、自分が何を分かっていないかを知っておくことは、大きな助けになります。
投資手帳に会社の名前を伝えていただければ、この三つの入口に沿って、手元の数字で分かることと分からないことを分けてお伝えします。
自分の場合で考えてみませんか
ここに書いたのは順番だけです。あてはめ方は、その方の事情で変わります。 登録はまだで大丈夫なので、たとえばこんなふうに書いてみてください。
決算書のどこを見れば、その会社が無理をしていないか分かりますか
ここに書いてあるのは考え方であって、特定の商品をおすすめするものではありません。 投資手帳は金融商品取引業の登録を受けた業者ではなく、投資の判断はご本人が行うものです。 くわしくは 利用規約 をご覧ください。