退職金の置き場所を考えるときの順番
2026-08-11 時点の内容です
退職金が入ると、周りから急に話が増えます。窓口でも、知人からも。焦って決めなくてよいように、考える順番だけ先にお渡しします。
まず、しばらく動かさない
入った直後は、判断の材料がいちばん少ない時期です。生活がこれからどう変わるか、支出がいくらに落ち着くかが、まだ見えていないからです。
数か月は普通預金に置いたままでも、失うものはほとんどありません。急いで決めて合わない形にするほうが、あとで戻すのに手間がかかります。
生活の土台になる分を、先に取り分ける
毎月の生活費の何か月分かを、すぐ引き出せる形で確保します。病気や家の修繕など、時期を選べない出費に備える分です。ここは増やすことより、いつでも動かせることを優先します。
年金が始まるまでの間、生活費の不足を埋める必要があるなら、その総額も先に取り分けます。ここまでで、投資に回せる額の輪郭が出ます。
残った分を、時期で分ける
十年以上使う予定のないお金と、五年ほどで使うかもしれないお金では、置き場所の考え方が変わります。前者は値動きを受け入れられますが、後者は受け入れにくいからです。
一度に全部を同じ場所に置かず、時期で分けておくと、相場が動いたときに慌てずにすみます。
気をつけたい勧誘の形
まとまったお金が入った方に向けた提案の中には、手数料が高いものや、途中で解約すると不利になるものが混ざります。仕組みが理解できないものは、理解できるまで決めない、が安全です。
その場で決めさせようとする話の進め方だったときは、いったん持ち帰ってよいものです。良い提案なら、数日待っても良い提案のままです。
自分の場合で考えてみませんか
ここに書いたのは順番だけです。あてはめ方は、その方の事情で変わります。 登録はまだで大丈夫なので、たとえばこんなふうに書いてみてください。
退職金が二千万円入りました。年金までまだ数年あります。どう分けて考えたらよいでしょうか
ここに書いてあるのは考え方であって、特定の商品をおすすめするものではありません。 投資手帳は金融商品取引業の登録を受けた業者ではなく、投資の判断はご本人が行うものです。 くわしくは 利用規約 をご覧ください。